◼︎ コトノハ ◼︎

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第三舞台「朝日のような夕日をつれて'87」(DVD)/宮台真司「制服少女たちの選択・After 10 Years」

東京へ。
本当は京都を少しまわってから帰ろうと思っていたのだが、本調子ではないので、早めに帰宅。


鴻上尚史熱さめやらず、部屋で懐かしのDVD「朝日のような夕日をつれて'87」を観る。そして少し驚く。この時代にここまで見通していたというその慧眼に。


元々鴻上さんは、劇作家というよりは、時代の観察者という方がふさわしいように思っていた。その観察結果にメッセージを込めて、祝祭的に演出して提示してくれる人、というような存在だと。実際、この作品がまさにそれ。あの時代の「今」が、実によく見抜かれていた。


そして思ったのは、「表層に現れる現象は時代とともに大きく変わったが、深層に隠れる心理は、80年代以降、実はあまり変わっていないのではないか」ということ。


最近、宮台真司さんの「制服少女たちの選択・After 10 Years」を読み返していたこともあり、「朝日のような・・・」の80年代、「制服少女・・・」の90年代、そして「After 10 Years」の今を比較して、そんな事を思った。